2021年4月4日(土)開催の舞洲クリテリウムのレポートをお届けします。
出走者
E1 : 塩澤選手
E3 : 前田選手
E3 : 初川選手
リザルト
E1 – 2組目: 塩澤選手 … 3位
E3 – 1組目 : 前田選手 … 2位
E3 – 2組目 : 初川選手 … 8位
レポート
昨年のレースに引き続き、今年も優勝を目指して挑んだ舞洲クリテリウム。午前とは打って変わって雨が降り、路面が滑りやすい状態だったころから、これはもしかして去年のレース同様途中で中止になるのでは…と周りが思い始めている時もありました。その不安は徐々に現実になろうとしており、一時はレースの中断を見据えた話し合いがされていましたが、走りたいという想いを伝える選手と、それに応えたいという安原理事長始め、運営に携わるJBCFおよび大阪府自転車競技連盟の方々や安全に走行するための知識を共有してくださった選手の声もあり、中断することなくレースが続きました。大会運営に関わる全ての皆様に感謝いたします、最後まで開催いただきまして、本当にありがとうございました。
そんな中で、当チームの選手が最大限パフォーマンスを出すことができる様にするために、レース直前まで徹底的にサポートいたしましたが、各選手のレースレポートおよび結果は以下の通りとなります。
E1-2組目 : 塩澤選手 ( レポートはこちら )
E1-2組目になるころには、かなり路面が濡れている状態で、第1-2コーナーにしっかりとした水溜まりが出来上がっていました。中途半端に路面が濡れるよりは、あれくらいの方が安定して回ることができるのでいいのかなとも思いつつ、落車がありません様にと願いながら観戦していました、途中、第3から第4コーナーにかけての単独落車を見つけましたが、それ以外は特に落車がなく、外から見ていてもあまり危ない走行する方もいなかったので、少しだけ安心しました。
レースはスプリント賞のタイミングで強度が一気に上がる様なレース展開で、特に逃げが発生することもありませんでした。路面でのスリップを警戒して、コーナーは速度を落とし、慎重にパスするため、晴れの日に比べ少々加減速を強く様なレース展開となり、逃げが発生しにくいというか、つかまりやすい様にも思いました。
最終スプリント周回のタイミングでVC VELOCEの選手と共に集団を抜け出し、塩澤選手が2名での逃げが発生。もちろん集団も容認することなく、追いかける様に徐々にペースを上げ、残り2周あたりで捕まってしまいましたが、もう一度踏み直してゴールスプリントへ。残念ながら勢い届かず3位となりましたが、あのタイミングでのアタックは勝利に繋がる動きだったと私は評価していますし、今回のレースで塩澤選手の最も勝つ確率が高い選択肢だったのではないかと思います。
E3 – 1組目 : 前田選手
前日に優勝した影響もあり、集団から多少マークされている動きがある中でのレースとなりました。積極的に逃げようと動いてみても、すぐに吸収される動きが続くものの、他に誰かが逃げる様な動きをするわけでもなく、ローテーションも綺麗に回る様な動きをするわけでもないところをみると、おそらくスプリント勝負をしたいんだろうな、と予想していました。途中、第3から第4コーナーにかけて、前田選手の前後で2回落車が発生することもあり、最終周回の最終コーナーでは、侵入速度だけでなく位置取りで後手に回ってしまい、スプリントへの十分な加速に繋がることがなく、伸びきらずに2位で終了となりました。
E3 – 2組目 : 初川選手 ( レポートはこちら )
序盤から積極的に集団の前方に位置しつつレース展開ができていたのを見ていましたが、集団内に複数名ほどコーナー時にふらつく動きを見せる選手を見つけ、”頼むからその選手の後ろにはつかない様にして欲しいな”と思っていました。レース中盤で少しだけ集団の真ん中あたりに位置した時に、落車が起きない様にと思っていたタイミングで、彼の前で落車が発生してしまいました。彼の元に向かって走ると、完全に落車はしていないものの、ビンディングから足を外し地面に足をついていたところから立ち直り、スタートして行きました。よく考えてみたら”ニュートラルの適応になるのでは”と考え、審判員に聞いたところ【落車に巻き込まれてもその場で停車した状態で我々から指示をしないことには適応外になる】と言われ、もっと冷静に指示しておけばよかったと思い、自身の監督としての経験不足を感じました。
再スタートから20秒以上も開いていたタイム差を単体で追い続け、最後は8秒差まで縮めて8位になりました。彼の雄志に、今後も成長し続ける姿をみました。おそらくニュートラル適応で勝ったとしても彼は喜ばなかったのではないかなと、なんとなく感じました。
今回、2日間で得られた結果は優勝1回、入賞3回。ORCA CYCLING SCHOOLの中高生では、優勝2回、入賞1回。二日間とも表彰台に乗ることができたのは非常によかったのではないかと思いますが、これに満足せずにさらに貪欲に勝利を求めて日頃より努めて参りたいと思います。また、我々が目指すのはクリテリウムだけでなく”サイクルロードレースでの優勝” ですので、次のレースではより一層練習から準備まで漏れなくこなし、確実に結果を狙っていきます。
今後とも、引き続き応援をよろしくお願いいたします。
NEXT RACE
2021年4月25日(日) 東日本ロードクラシック群馬大会 ( Day2 )
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- 株式会社サギサカ 様
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