出走者
E1-1組目 : 初川選手
E1-2組目 : 前田選手
E2-1組目 : 水井選手
E3-2組目 : 大岩選手 (NEW)
Y1 : 安川選手
リザルト
E1-1組目 : 初川選手 — 7位
E1-2組目 : 前田選手 — 優勝
E2-1組目 : 水井選手 — 27位
E3-2組目 : 大岩選手 — 4位
Y1 : 安川選手 — 2位
レポート
初めての大磯クリテリウム。以前から存在は知っていたものの、機会がなかったが、今季初JBCF開催ということで参戦することにいたしました。以下、チームレポートとなります。
E3-2組目 :大岩選手 (4位)
初めての実業団への参戦。今年、大学1年生となり中京大学へ進学した彼は、当チームの初川選手の後輩となる。高校生時代、舞洲クリテリウムで優勝経験がある彼ならスプリントで勝負ができると考えていた。
レース中は、途中発生している逃げも追うようにしながらも、終始周りを観察しながら走行していた。最終周回でも集団は1つに纏まっており、スプリント勝負へ、位置取り苦戦しながら、予定よりも早いタイミングでスプリント。
残念ながら4位と、最低目標である昇格できなかったものの、次に繋がるレースができたのではないかと思う。
E2-1組目 : 水井選手 (27位)
E1昇格を目標とする水井選手。今回はスプリントではなく、逃げに挑戦することを考えての参戦したが、同様のアクションを考えている選手たちが多かったのか、E2-1組目は、頻繁にアタックが発生していたように感じる。
特にレース中盤には、1~3名程度が逃げ出し吸収されるという動きが複数回あり、タイミングを見計って水井選手も逃げを試みるも、集団に追われ2周弱で吸収。その後に発生したカウンターアタックが1組目の順位を決定づけるアクションとなるのだが、追えずに集団に取り残されてしまい、レースを終えた。
結果を見れば残念に思うかもしれないが、今は自分の武器を作るための時期だと考えられるので、いいチャレンジだったと思う。
Y1 : 安川選手 (2位)
得意のスプリントに持ち込むイメージを持ちながらレースを進める。ペースをコントロールしつつ、時に相手の足を削るような動きを入れながら、レースは終盤へ。
最終周回、中尾選手が一気に飛び出してキレのあるロングスプリントを行う。それを追う選手がいない中で、安川選手が追走。その後ろについてきた1名の選手がいるが、ローテーションをする気配は全くない。
最終コーナーで追いついたところから、安川選手の後ろにいた選手が先行し始めてスプリントを開始して、まくることができず2位。
あの展開ではこうなることが考えられたが、
E1-1組目 : 初川選手 (7位)
レーススタート直後、様々な動きがあるものの、大きな逃げもなく、集団スプリントになるだろうと予想された。終始集団内に身を潜めるように動きながら、レースが動きそうな時は前方へ、何もアクションがない時は後方へと集団内でうまく立ち回れていたように思える。
最終周回に入る前の直線から一気にペースが上がり、一列棒状で最後を迎える。Uターンした後の向かい風基調の長いストレート + ゴールに向けて若干坂を登る本コースのスプリントは伸びきらず、7位で終了。
最後のストレートは集団がごちゃごちゃしていて側から見ていて危険を感じたが、落車がなく一安心。今回の課題を次にどう活かすか、考えよう。
E1-2組目 : 前田選手
レース前の小咄を一つ。JFTの植竹選手のレースを一緒に観戦した前田選手は、他チームながら力強い走りをする姿に刺激をもらい、力強く逃げ切って勝つとイメージしてW-UPを徹底的に行う。スタートラインに立つ前は、珍しく緊張していると公言していたが、それはおそらく自分の中でしたいことが明確にイメージできていて、できるかどうかわからないけどやってみようと挑戦する気持ちから来る武者震いというか、純粋なワクワク心だと思う。
レース序盤、S時のクランクにて、大声を上げてコーナリング中にイン側から上がってきたとあるチームの選手により、あわやコーンにツッコミかけるも落車を回避。E1のこのコースでもそんな危険な走り方するやついるのか、と思いつつ、残り20周となる手前のタイミングで、ホームストレートの向かい風登坂に差し掛かる中、一気に加速。
徐々に逃げが広がり、15秒程度の逃げになったと、2名程度の追走があるも、追いつけずに集団は1つに。約25秒程度の逃げになった時に、後続集団も一気にペースが上がったが、集団を牽引して前田選手の逃げを追走できる選手が3-4名程度のみだと思ったので、2-3周回我慢するよう伝える。
結果、集団は鎮静化し、逃げ切り濃厚となり、最後まで踏み止めることなく後続と30秒程度の差をつけて優勝。いいチャレンジでした。
総括
前田選手にレース前、こんな声をかけていました。”勝つことなんて考えなくていいから、自分がやってみたいことをやりなよ。”
レースでは、基本的に勝つことが一番だと考えられますが、この先のことを考えたら勝つ以上に各選手の大きな成長が重要だと考えています。そのためには、勝つまでの様々なプロセスを踏まなくてはいけません。
今回、勝つことはできなかった水井選手も、自分の勝ちパターンを探すためのいい挑戦になったと思いますし、その中で見せてくれた前田選手の走りは自分のなるべき姿を想像させてくれたのではないかと思います。
現状に満足することなく、次はこれをしよう、次はあれをしようと “チームで” 一緒に挑戦し続けること。今回の経験をまた、次につなげましょう。
応援いただき、ありがとうございました。
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