出走者
E1 : 前田選手
E1 : 初川選手
F : 望月選手
リザルト
E1 : 前田選手 … 優勝
E1 : 初川選手 … 準優勝
F : 望月選手 … 12位
レポート
昨年度、トラウマのように悔しい想いをした記憶が過った同大会(昨年のレポート)に参戦しました。昨年E1に参加した塩澤選手は移籍したことで、E1で同大会に挑むのは、初挑戦の前田選手と、昨年力の差を見せつけられて大敗した初川選手。
F カテゴリー : 望月選手
1周回目は問題なく走行してましたが、2周回目完了前のストレートで30秒程度の差に広がる。その後、メイン集団から離れた3-4名程度の選手でパックを組んでローテンションしながら、完走。
本来、コースプロフィール上得意だと考えられるコースでしたが、自身の課題とするところが大きく問題となり、勝負に絡むことができませんでした。次回、同レースを走行するためにも、課題を克服するための練習を導入し、再度挑戦して欲しいと願います。
Eカテゴリー ( 前田選手 + 初川選手 )
昨年の反省を踏まえて、昨年度E1カテゴリーに参加している各選手のレース情報やレース時の動きを可能な限り調査して情報を揃え、それに基づいたレース中のビジョンをケーススタディ形式で考察し、初川選手と前田選手のそれぞれの特徴を活かした複数のレース戦略を共有しながら、互いに潰しあわないように各個人の勝利を狙いながらも、 “チームとして勝つ” ことに徹底しました。
1周回目完了時、E3での落車の影響によりレースは一時中断。その影響で1周回減少、合計10周(約120km)に変更となりました。中盤まで集団内での大きな動きはなく、ジュニア強化指定にも選ばれている松山学園の蒲田選手を中心に、数名が集団を牽引する状態が続く。その動きで、周回を重ねる中で淡々と人数が減り、各選手が足を削られる状況に。
残り3周回目に突入する前の6周回目後半、ゴール前60-40km前から独走予定としていた前田選手が集団をすり抜けて独走体制に入り出し、初川選手が集団に残って各選手の動向をチェック。
その後、残り1周回となった段階で前田選手と先頭集団の差は55秒程度。前田選手を追うために活性化されたメイン集団は人数を一気に減らして20名程度まで絞られましたが、初川選手が集団内でチェックを続ける。
メイン集団を大きく動かせる選手が少なくなり、優前田選手に逃げを容認し、2位争いを狙った集団の牽制が起きた。残り6km地点を通過する段階で、約1分30秒程度の逃げまで開いたため、逃げは確定とされた。
約40km弱を逃げ切った前田選手が、独走優勝を達成した。
メイン集団は再度徐々に高速化し、疲労する中で動く集団の中で落車が発生した。集団に残る初川選手が、ホームストレートに移る最後の上り坂で有力選手がアタックをかける中、一気に駆け上がり後続と4秒差を広げ、メイン集団の頭を勝ち取り、ORCA CYCLING TEAMは今季2回目の優勝(E1カテゴリー)となった。
以下、表彰式の写真となります。
総括
前田選手の優勝に合わせ、昨年E2で大敗した初川選手が、ここまで大きく成長したことを非常に嬉しく思っています。
また、レースを終えた望月選手や今季移籍した塩澤選手も、登坂にてコミュニケーションを取りながら欲しいものや渡すものを伝えるなど、補給の中継してくださるなどパーフェクトにサポートしていただいた結果が、今回の結果につながっていると思います。
チームを離れても、カテゴリーが異なっても、共に戦ってくれる仲間たちがいるこの環境に、心から感謝いたします。
皆様、応援いただきましてありがとうございました。
NEXT RACE
2022年4月24日(日) JBCF 群馬CSCロードレース
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