【8月22日】第1回目 ORCA CYCLING SCHOOL

中高生を対象とした自転車競技者育成プログラム”ORCA CYCLING SCHOOL”が、本日より本格的に開催されました。

 

当スクールは”世界を目指す選手を育成する”というよりは、まずは”インターハイ、全日本選手権、国体の出場および好成績を目指す”というように現実的に達成可能そうな目標に向かって挑む、というのがテーマになり、それに向けて頑張りたいという選手を集めたスクールになります。

 

前書き

 

正式に第1回目の練習会となりますが、まずはレポートを書く前に…

 

当活動をサポートしていただいているスポンサーおよびサプライヤーの皆様にはとても感謝をしています。この場をお借りして、改めて感謝の気持ちを述べさせていただきます。

・株式会社サギサカ様
・株式会社小澤製作所様
・東山遊園株式会社様

本当にありがとうございます。

 

また、昨年末に当スクールのプログラムを構築している段階で、ジュニア育成に関する練習の参考として、名門・奈良県立榛生昇陽高等学校自転車競技部の練習を見学させていただき、そこで多くのことを学ばせていただきました。紹介して下さった吉田隼人選手、自転車競技部の皆様、本当にありがとうございました。

 

練習レポート

 

8時から練習を開始したいので、7時45分に集合と事前に伝えていました。”8時スタート”と伝えると、7時58分に到着されることも考えられ、事前に”伝えたいことを伝えきれない”と考えたためです。

 

本日のルートは”雨沢〜狛犬 〜戸越”と名古屋市に在住のサイクリストには御用達といえる場所ですが、そこで【何を意識すればいいのか】を伝えました。

また、今回の練習会は、参加者の安全および練習に集中できるようにするために、”サポートカー”を導入。協力者は宮田君。彼は現在大学3年生で、当チームのサポート選手である森崎選手と同級生。高校卒業と同時に自転車競技は引退したものの、こうして地域貢献活動に興味を持って、サポートしてくれるのは本当にありがたく思いました。

 

“車道はサイクリストのものではなくみんなのもの”ということで、ご迷惑にならないように班分けしつつ、サポートカーで行き交う車を知らせつつ、安全第一で行いました。

 

 

雨沢峠の練習会

 

W-UP的なニュアンスも込めて、雨沢峠を15秒ごとに出発させてTTをしてもらいました。個人の実力を知りたいという目的もあるのですが、それだけではなく

 

  1. 参加選手の登坂能力を参加選手たちが把握。
  2. 既に知っている参加選手がいる場合は、その選手のコンディションを把握すること※もちろん、本日の自分のコンディションも把握。
  3. 上記の2点を元に、今日はどのように練習をすればいいのかをプランニングする。

 

という3点を明確にさせるためです。

 

TT後は、各自の走力バランスを考えて2つにグループを分けながら狛犬に向かいます。それまでの道中、停車しながら確認し、追いかけ、各選手の走行をチェックしつつ、安全面の指導を行いました。
※道中並列走行は一切せずに、縦列走行を徹底しております。写真で並列になっているように見えるシーンはローテーションになります。

 

 

こまいぬ

 

こまいぬ前からトンネルまでのアップダウンは、少しだけレース的な意識を持って走ってもらいました。

 

1.事前にゴールを設定し、どれくらいの時間高強度になるのかを明確に伝えておく。
2.雨沢TTでの各自の走りを各選手が確認して、どうやって走ればいいのかをイメージする。
3. 現状、自分が動くことができる最善策を考え、それに向かってチャレンジする。

 

それらを考え、スタート。

 

 

結果、実力差が出ましたが、練習後は即フィードバック。

 

このフィードバックをする時も

 

  1. 必ず参加者の前で、何を考えてどういう走行をしたのかを発表してもらう
  2. 疑問に思ったことは共有する

 

という点を徹底しながら実施しました。

 

理由は”自分の感じた疑問や遭遇したシチュエーションは、必ずどこかで体感することがある”と考えられるためでもあり、自分の経験値を参加者と共有することでより頭を使うシチュエーションが増え”自分の短所や長所を理解し、日々のトレーニングで何を何に取り組めばいいのかを理解することができる”からです。

 

ひとりひとり、緊張感を持ちながら真剣に発言し、考え、悩んでいたのが、とても印象的でした。

 

戸越

 

時刻は10時を過ぎ、疲労だけでなく暑さにより体力が削られる中で、こまいぬでフィードバックした課題を、本日最後の練習場所とした戸越峠の走行でチャレンジしてもらいました。

 

ただし、この時間からは通行車両も多くなるため、通行車両の妨げにならないように指示しつつ、サポートカーも停車エリア(追い越ししてもらうための停車エリア)で随時停車しながら、安全管理をして走行していました。

 

ここまでで比較的強度が高く、少々力量さを感じることもありましたが、各自が考えながら取り組んでいる姿を垣間見ることができ、非常に嬉しく思いました。

 

 

雲興寺で合流&休憩をしている最中に、12時より代表の伊藤が仕事のために離脱となり、塩澤選手と森崎選手、サポートカーの宮田氏に選手たちを託し、無事終了した報告を受け、本日の練習会は終了となりました。

 

総括

同年代のサイクリストが集まり、尚且つ指導されながら走る環境は、国内でもあまり見当たらないと考えられます。だからこそ、こうした環境で練習できていることに感謝しつつ、より貪欲に挑んで欲しいかなと考えております。

 

わからないことがあれば聞く。ただ聞くのではなく自分なりの考えを述べて聞く。また、それを次回の練習会までの間で実践する。

 

一人ひとり可能性を秘めているとは思いますが、可能性を開花させることができる時間は有限。その中で自分が何をすべきか、”常に考えながら取り組んで欲しい”と思います。

 

指導者コメント

 

塩澤選手より

今日のトレーニングは個々の走力をチェック。年齢や練習量の違いからの走力に差はあるものの、参加されたジュニアの選手は良い意味で緊張感を持って走ることができました。次回のトレーニングでは「目的」と「強い気持ち」の2点を意識していただきたいたいです。目的を持ってトレーニングすることで、「練習後に振り返りができる→次回の改善に繋がる」ため常に意識していただき、練習に励んで欲しいです。自転車はメンタルスポーツです。練習の時は勿論、日々の生活においても「負けない、諦めない」という強い気持ちは忘れずに走っていただきたいです。

 

最後になりますが、最高の環境で練習できていることへの「感謝の気持ち」で次回も参加していただきたいたいです。

【レポート】宇都宮ロードレース

2020年8月9日(日)開催の宇都宮ロードレースのレポートをお送りいたます。

 

参加メンバー

E1 : 森崎 英登 選手
E1 : 塩澤  魁 選手
※ E1参加 88名参加

 

リザルト

森崎 英登 選手 DNF
塩澤 魁 選手 13位
※ E1完走 49名

 

レポート

前日の宇都宮クリテリウムからの本日のロードレース。

 

クリテリウムとは違い、上り基調の強いアップダウンコースの公道型のロードレース。1周6.5kmほどの7周回するのだが、本日のロードレースはものすごく厳しいものになり、前日に引き続きエカーズが中心となりレースを作っていくであろうと選手たちには伝えておいたが、肝心なことは伝えていなかった。

 

その伝えていなかったことは、以下の2点である。

 

・本日は森崎選手は完走できないということ
→ 2周目にはメイン集団から脱落し、5周回完了時には足切りになること

 

・優勝争いをする集団は20名程度に絞られ、その中に塩澤選手が残るだろうということ
→その20名の中にはエカーズの選手が全員含まれると考え、彼らの組織力に勝つためには、勇気を持って”苦しいところでもアタックすること”が大切だということ

 

実際にどうなったのかは、以下より解説する。

 

 

スタート前、気温がしっかりと上り32度ぐらいの気温から開始される。日差しはあまり気にならないが、時折やってるく小雨により、湿度が高い。そのため、選手たちはスタート前に水をかけたり背中に氷を入れるなどして対応していた。

 


※スタート前の写真

 

緊張している面持ちというか、レース直前までしっかりと準備をしている塩澤選手に対して、どことなく調子が悪そうな、集中し切れていないような迷いのある表情を見せる森崎選手。昨日およびここまでのレースの走り方を見て、上記のような結果になるであろうと予想していた。

 

ゆっくりとスタートを切った集団は、リアルスタートから熾烈なアタックがかかったのか、1週目から千切れる選手たちがいた。この周回は2名の選手とも無事に通過した。

 

さて、予想通りになるかと思いながら眺めた2週目は、やはり森崎選手が集団から離れる。

 

 

引き続き集団に残る塩澤選手だが、3周目終了時点で予想したように20名程度の人数に絞られていた。

 

この辺りになると一時的に選手たちの動きも少し緩やかになる。考えられる理由は2つ。”ある一定の人数に絞られたため、これ以上動いてもメインが絞られないだろう”という考えであることに合わせて”積極的に動いた結果、少々疲労を感じるため一定ペースで走行したい”という考えである。

 

実際どちらだったらが集団を、ある程度一定ペースで走行させていた理由なのかはわからないが、勝つために重要になるのはこういうシーンでのアクションである。

 

チーム名は違えど、E1の中では圧倒的なこの力を有する選手であるエカーズの関係者選手が7名ほど出走する中で、個人で活動する選手たち勝ちを狙うためには”奇襲をかけること”である。本当に勝ちたいなら0か100か。また、成長するためには0か100か。

 

今回の結果はさておき、既に20名の中で優勝争いが決まっているこのシーンで”勇気を持って戦うことができるか”が、今後の結果がを左右すると考えられる。

 

そのシーンがこちら。

 

5周目突入時から、ここからチャレンジしよう、珍しく檄を飛ばす。4周目か5周目通過時に、エカーズ以外の選手が飛び出すようなアクションを行い、チェックに入るのが見えた。この時点で、勝つのはこういう選手だろうと思っていた。

 

結果集団はそのまま最終周回を迎え、アタックをした小島選手が優勝。塩澤選手は後続のスプリントで13位となり、終了した。

 

 

今回のポイントは、実際に、アクションを起こしたところで優勝できたかどうかはわからないところ。ただ、実際に20名の集団に優勝するチャンスが与えられたであろうタイミングで、勇気を持ってチャレンジすることができるかどうかはものすごく大きい。

 

前回の群馬の中で、塩澤選手はある程度コンスタントに走れていたことを考えると、このコースは特に相性が悪いわけではないと考える。むしろ、相性は良い方だと考えており、だからこそチャレンジをして欲しいと思ったので、レース中に檄を飛ばした。こういう時のチャレンジを、次のレースで生かして他の選手に伝えて欲しい。

 

森崎選手はコンディショニングが悪いとは言えど、そこに向けて調整していくのも選手として大切なことである。また、塩澤選手の方がコンスタントに走れていることを考えると、同じチームメイトからたくさんのことを吸収し、さらに真摯的に競技に集中して欲しい。

 

こうした時世の中でも応援してくださった皆様に対して、私たちができることは結果を出すこと。また、次のレースがどうなるかわからないが、開催されるものだと考えて修正し、取り組んでいきたい。

 

今後とも、よろしくお願いいたします。

 

選手の声

塩澤選手
脚質的には相性は悪くないコース 昨日のクリテリウム同様、エカーズの選手がペースを上げ集団は縦長に。登りのペースも非常に早く集団が絞られる。プロのカテゴリと同等のスピード 自分もキツいが周りもキツい、しかし精神的に優位にたてなかった。気持ちが弱かったです。 最後はチャレンジすることを恐れ埋もれてしまう。 反省と課題。自分を見つめ直す良い機会になりました。 このレースでの悔しい経験を忘れずにいき、次戦に繋げたいです。
宇都宮でのレース参戦、スポンサー様・サプライヤー様を始めサポートしていただいた皆様に頭が上がりません。 本当にありがとうございました。 次戦もご声援の程よろしくお願いいたします。

【レポート】宇都宮クリテリウム

2020年8月8日(土)開催の宇都宮クリテリウムのレポートをお送りいたます。

 

参加メンバー

E1 : 森崎 英登 選手
E1 : 塩澤  魁 選手
※ E1参加 88名参加

 

リザルト

森崎 英登 選手 DNF
塩澤 魁 選手 15位
※ E1完走 49名

 

レポート

前回の群馬から2週間後、梅雨が明けて日中の気温が上がってきているなかで、レースが開催されました。

 

前日の20時より名古屋より移動、6時間ほどかけで宇都宮に到着(到着時刻午前2時)。スーパー銭湯にて体を軽くケアするも、睡眠時間が少ない状態でレースを挑む。これが後に今回の結果に繋がってしまった。

 

今回の宇都宮クリテリウムは今までと違いコースの変更が行われていた。過去に当レースで優勝経験のあった森崎選手も苦戦することが考えたが、それなりに走れるのではないかと予想した。

 

 

レース展開は、積極的にアタックがかかり、吸収されるというのが繰り返し行われるのではないかと予想。少人数性の統率のとれそうなアタックは要注意というところ。

 

 

https://twitter.com/tm_orca/status/1291905413042958336

 

レース序盤はメイン集団の前方に2名とも展開。

 

1周の内にUターンが3回 / 90度コーナーが2回もあるインターバルコース。各選手、共通して”前方に位置することで、後方にいることで引き伸ばされた際にかかる高強度を回避したい”という思惑が、コーナリング前の激しい一度理をリスクをおいながら責める。

 

 

レースも3分の1ほど過ぎたあたりで、森崎選手が苦しそうな表情を見せ、メイン集団を脱落。その後に”止まってもいいですか”と聞かれたので”OK”と即答。こちらも理由を把握しており、翌日のことを考えて無理はさせない。

 

症状を伺うと、軽度熱中症のような状態。考えられる一番の原因は睡眠不足。確かに睡眠時間が1時間ほどしかなかった中での気温上昇が体に応えたのだろう。至急車に戻し、クーラーや飲料水で体温を冷やし、睡眠を取らせる。

 

塩澤選手は、引き続きレースに参加する。

 

メイン手段は終始エカーズがコントロールするような動きを見せていた。そこから飛び出した選手がいたが、彼が今大会の優勝者となった。

 

一時30秒ほど開いていた逃げだが、もちろんメイン集団はそれを容認するわけなく、ラスト3周ほどから一気にペースをあげて追走。しかし逃げた選手を吸収することなく、終わってしまった。そのメイン集団の中で、塩澤選手は落車に巻き込まれることなく、無事ゴールした。

 

森崎選手のコンディションがよくなかったのが残念だったと考えられるが、これも選手としての技能のひとつ。塩澤選手は前回の群馬同様、全体的に安定しているのでそこは問題ないと考えている。

 

明日の宇都宮ロードレースでは、このコンディション調整がさらに影響すると考えられる。レースまでの間、しっかりと調整して挑みます。

 

 

 

選手の声

塩澤選手

今年からコースが変更されヘアピンコーナーが3箇所に。前方付近に位置どりしないと不利な状況は分かっていたので、序盤から前々を意識。 枚数の多いエカーズが終始、集団をコントロールし有力選手がアタックを繰り返す。ヘアピンコーナーでインターバルがかかり消耗しているタイミングで、八王子桑志高校の留目選手が勢いよく飛び出し、そのまま逃げ切り勝利。追える脚は自分にはありませんでした。 最終周でポジションを下げてしまい15位にてレースを終えました。
明日はロードレースです。相性は悪くないので今持てる力を出し、結果に繋げます。

 

NEXT RACE

8月9日開催 宇都宮ロードレース

support

Personal & Cycle Studio i 様
株式会社サギサカ 様
株式会社小澤製作所 様
いずみパーキング 様

supplier

星が丘テラス 様
星が丘自動車学校 様

 

新型コロナウイルスが猛威をふるう中でも、当チームを支えていただきましたスポンサー・サプライヤーの皆様、本当にありがとうございました。