出走者
塩澤選手
リザルト
塩澤選手 … 50位
レポート
今季最終レースとして走行する全日本選手権。塩澤選手にとって初めての大会であり、国内実業団(JBCF)でいうJプロツアーレベルの選手と大多数で走行すること自体も初めてとなるレースでした。
レース開始前の気温は12-13度程度ですが、日が出れば暖かく、雲で隠れると肌寒くなると少しコンディションが細かく変化する状態。それでも比較的パフォーマンスは発揮しやすいレースであると予想され、スタート後から活性化されるであろうと考えることもあり、スタート前はしっかりとウォームアップに取り組みました。
ドリンクと補給食を用意し、レース開始直前まで塩澤選手の帯同。午前11時、暖かい日差しの中で日本一を決めるレースが始まりました。
序盤から各チームのコンディションをチェックするような集団の動きがありましたが、大きくレースが動くような活性された状態になる様子はなく進み、3周回目に風間選手(シマノレーシング)の単独の逃げが決まり、集団は沈静化。
この逃げは9周回目まで続き、吸収されるまでのメイン集団は終始、今大会優勝者である草場選手有する愛三工業レーシングがペースコントロールを行い、おおよそ2分前後の感覚で周回を重ねていました。
不気味なほどに静かに動くレースは、吸収後に一気に人数が削られる動きが生まれることが予測される状況。しかし、レースが進むほどに風が冷たくなりつつ日差しが消えていく中で低下していく気温に、走行している選手たちが寒さを感じるのではないかと考えていました。
気温が低い場合、必要となるのは水分よりもエネルギーが優先されると考えられるため、予定を変更し補給は水ではなくエネルギードリンクに合わせて、ジェルをボトルにくくりつけて渡しました。
風間選手が吸収された9周回目、集団は一気に加速し、かなりハードな展開に。メイン手段は一時期30-40名程度まで絞られ、塩澤選手が離脱するも、メイン集団から冨尾選手(CIEL BLUE KANOYA)が飛び出し、20秒程度先行。その動きが容認された結果、メイン集団が一時的に緩み、塩澤選手がメイン集団に復帰。
しかし、12周回目完了時前に完全に離脱し、第3集団へ。その後、エネルギー切れを起こしていることを考慮し、さらにジェルをパスしながら完走に向けてサポート。
結果、先頭から8分26秒遅れの50位でフィニッシュ。初めての全日本選手権を、”完走”というリザルトで終えました。
● 総括
塩澤選手自身がレースとして走る距離としては最長であるレースとなった全日本選手権。この完走という結果の中で得た経験から何を学び、当スクール生徒始め彼が関わる愛知県内の様々な若手選手に何を伝えるかまでが、この挑戦の本当の結果だと思います。
これにて今シーズン終了となりますが、本当に多くの方に支えていただきました。改めて、ありがとうございました。
P.S. 今回の帯同でレースサポートおよびチームの写真を撮影いただきました佐藤様、本当にありがとうございました。
NEXT RACE
オフシーズン突入
support
- 株式会社サギサカ 様
- 名古屋銀行株式会社 様
- トヨタモビリティ東名古屋株式会社 様
- 株式会社小澤製作所 様
- いずみパーキング 様