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【レポート】2021.10.17 かすみがうらロードレース

出走者

E1 : 塩澤選手
E1 : 前田選手
E1 : 初川選手
F : 望月選手

リザルト

E1 : 前田選手 … 優勝
E1 : 塩澤選手 … 3位
E1 : 初川選手 … 19位
F : 望月選手 … 3位

レポート

JBCF最終戦とされた、初開催のかすみがうらロードレースに参戦。森﨑選手がイナーメに移籍したことで今季E1を一人で戦い続けていた塩澤選手でしたが、舞洲 + 群馬で前田選手が、群馬 + 石川で初川選手がE1に合流し、最終戦にして初めてE1に3名で挑むこととなりました。

 

JETというアマチュアカテゴリーの最高峰レースとなると、走れる選手が揃えうことでかなりレース展開が優位になります。今季、優勝している塩澤選手、優勝して上がってきた前田選手・初川選手も共に実力がある選手なので、今回は事前にレース展開を考察した上で、チームとして勝利を求めて走ります。

 

気温が10度近くで雨天という厳しい天候の中でスタート。雨による落車リスクなどを考慮しながらの精神的な疲労に合わせ、実際に寒さで体力を奪われるタフなレースに。

 

E1レースレポート

そんなレースはスタートと同時に、序盤から前田選手が積極的に動き、レース展開を作っていきます。5周回完了時に設けられたスプリント賞を前田選手が獲得すると同時に、一気に逃げる展開へ。前田選手と今季若手強豪選手の2名での逃げが決まり、メイン集団の動きを塩澤選手、初川選手がチェックするという流れになりました。

逃げは順調に進み、タイム差40-50秒程度でレースが進みましたが、残り3周回となったタイミングで、2名の逃げを追う追走集団が発生し、塩澤選手がチェックに入ります。

 

2名(前田) -40秒差- 5名(塩澤) -30秒差- メイン集団(初川) となる。

 

最終周回もそのままの形で突入し、逃げ切り濃厚となる中、前田選手が相手選手との一騎討ちの戦いを制して優勝。

3位争いとなる塩澤選手も、集団スプリントを制して3位。初めてのチームプレイでしたが、とてもうまく連携できており、このような結果を掴むことができました。

 

Fレースレポート

弱虫ペダルサイクリングチームの唐見選手との一騎討ちになると予想したレース。しかし、2周回目終了後に目の前の選手が落車(転倒)し、巻き込まれてしまう形に。

そのまま単身4位で先頭追いかけるも、先頭は3名で走行し続けているため、なかなか差が縮まらない状態でした。

 

しかし、先頭3名のうち1名がドロップし、3周回ほど走行し3位選手をパスしてひたすら漕ぎ続けます。結果、追いつくことはできませんでしたが、そのまま3位入賞でゴールとなりました。

 

レース結果はたらればで話すものではありませんが、落車に巻き込まれることなく戦闘で走り続けていたらどんなレースになったんだろうなと、そのイメージを現実で観れなかったことが悔やまれます。

 

● 総括

今季、”個人としての勝利”ではなく”チームとしての勝利”を意識して挑んだ最後のレース。チームに対して献身的に走ってくれた選手たちには、本当に感謝しかありませんし、そうしたチームプレイができたことを嬉しく思います。

 

そんな中で、チームのために走ってくれた初川選手が低体温症となり、レース後は一歩もその場を動けず、救急搬送に近い状態になるほどにまで陥っておりました。

優勝という形で締めくくった今季最後のJBCFでしたが、

 

・ 常にレースを帯同している代表である伊藤が、新型コロナウイルス感染症の2回目のワクチン摂取に伴うアレルギー反応で体調を崩し、医師の診断により帯同を許可されなかったこと
・ 参加した選手がE1(3名)およびF(1名)カテゴリーのみの選手で、同一時間帯に出走する選手であったこと

 

が重なり、低体温症になっている初川選手を、レース完走直後の濡れた状態のチームメイトたちが介護する必要があったため、表彰台に上がることができませんでした。

 

本来ならば表彰式に上り、この厳しいレースを共に走った選手たちを称え合い、レースを開催してくださったJBCFおよび大会関係者並びに地域の皆様に感謝し、当チームを支えてくださるスポンサー様・サプライヤー様をしっかりとアピールしないといけなかったにもかかわらず、このようなことになってしまい、誠に申し訳ありませんでした。

 

本件に関しましては、様々なご意見があり、既にご指摘いただいている方もいらっしゃいますが、以降このようなことがないようレースに参加しないスタッフの帯同に努め、チームへのサポートおよび大会運営に支障のないよう努めてまいりたいと思います。

 

今シーズンはこれにて最後となりますが、また別のレポートで成績や活動内容などを振り返したいと思います。

 

本レースも応援いただき、ありがとうございました。

 

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